新型コロナウイルスの予防自粛生活の毎日
機械的に動いた社会はストップ
「石田徹也」さん安心してくださいね。
没後、15年だからこそ強く感じた「石田徹也」をご紹介させていただきます。
画家「石田徹也」
誕生 1973年6月16日
没 2005年5月23日
1996年 、武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒業
目をつむった時に、流れてくる、意味のない映像が最近面白く感じる。深い睡眠中の夢よりも面白いとさえ思う。全く出所がわからないものを見せてくれるし、もっと自由な気がする。
石田徹也ノート
「生きること」もがき苦しんでいた。
生きにくい人々の代弁者のようです。
現代社会に疲れてしまった人々、苦しむ人々、とっては、共感できることが多いのではないでしょうか。
じっくりとを現代社会の働き方、人生を見直すメッセージですね。
何を描こうか、考えるとき、目をつぶり、僕自身の、生まれてから、死ぬまでをイメージする。しかし、結果表れてくるものは、人や、社会の痛み、苦しみ、不安感、孤独感などで、僕自身をこえたものだ。それを自画像の中で描いていく。昨年出品したものと比べると、ギャグ、ユーモア、風刺とうけとめられるというものをなくす方向にきています。
石田徹也ノート
静岡県立美術館で「石田徹也悲しみのキャンバス」
現代に生きる若者たちの自画像でもあります。
机の引き出しに、死んだ自分をしまって置く。
現代社会の中で生きる私たちが、心の奥底に隠してしまっていること、
大人だからあたりまえと自分で自分を励まし、「観て見ぬふりをしていた自分」がいる。
石田作品を見つめると心に苦痛を感じさせ、哀しく、ありのままの自分がそこにあり、直面した気分になっる。
私が衝撃を受けた作品
「何をうったえていたのか、?」
「何を考えていたのか?」
見る人たちが自由に何かを感じてくれればいい。
作者の思いを理解したい。
これから歳を重ね時代の変化、社会の変化、をどのように描いていくのか見せてほしかった。
本当に残念です。
スペインで展覧会評価
一年前にヴェラスケス宮殿で開催された石田徹也の展覧会は、現在の現実を予言していたのでは?
約31万3千人が訪れていると言う。
ヨーロッパでこのレベル感で展示が出来るのは、並大抵の評価のされ方じゃないと感じました。日本では「悲劇の画家」みたいなストーリーで紹介されることが多かったのですが、海外の人は石田くんが生きてるのか死んでるのか、そんな事は関係なく、作品だけで評価しています。
平林勇
彼の遺作集が評判となり、国際的なオークションにも出品されることになり、おそらくは高値が付くのではないか
ロストジェネレーション世代とは
ロストジェネレーション、直訳では 1970年~1982年頃に生まれた世代です。
バブル崩壊後から約10年間のうちに就職活動を行った人々です。
就職難を経験した「ロスジェネ世代」は、日本社会を表します。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は、31歳で亡くなった石田徹也を紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
「悲し過ぎて見たくない」と思って引き出しにしまった私
今こそ自分の姿でした。
「自分の本当の居場所や幸せを見つけて」と強いメッセージをいただきました。
聖者のような芸術家に強くひかれる。聖者とは、一筆一筆描くたびに世界が救われていく、全ての人類の痛みを聴いたりするような人達のこと
石田徹也
200点もの絵を描きました。