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「河瀬直美監督」が感動の映画「朝が来る」伝えたいこと

 

河瀬直美の映画は、日本文化を紹介するような奈良の美しさはもちろんのこと、

心理が手に取るように浮き出されていて心から感動します。

映画の魅力に引き込まれます。

 

映画「朝が来る」

 

作品情報

 

栗原清和 (井浦新)

佐都子  (永作博美)

片倉ひかり  (蒔田彩珠) 

浅見静恵  (浅田美代子)

 

 

あらすじ

子を授かることのできない かった40代の栗原夫妻と、中学生で出産することになったひかり。民間団体『ベビーバトン』を通して特別養子縁組をした。

「ひかり」は、一体何者なのか? クライマックスがひかり目線で描かれているため、ラストが急展開に感じられる。読後は、それからの展開を想像していつまでも味わえる。

 

監督河瀬直美

1969年5月30日(51)

映画監督

萌の朱雀
殯の森
あん

河瀬直美監督の演出スタイルの「役積み」は有名な話ですね。

数ヶ月前から役と同じ環境に入って感情移入する役作りのことです。

監督・俳優たちの魂を削って作り上げた作品ですもの情熱が伝わってきます。

感動しますね。

 

なぜ?この原作を選んだの?

 

ふたりの母をつなぐ子ども『朝斗』のまなざしが表現されている部分を読んだとき、ああ、この世界を映像化できれば素晴らしいなと感じた。その『まなざし』が見る未来を美しく描くことができればと願っている。誰しもが誰かの『子』であり、『母』から生まれてきた事実を思えば、この物語の根幹で心揺さぶられる感情があるだろう。そこには、この世界を美しいと思える、無垢な魂が見た、世界の始まりがある」とコメントを寄せた。

 

河瀬監督は、出産をめぐる女性たちの葛藤に迫る社会派ミステリードラマ。

自分たちには子どもを授かることができないと知ってから特別養子縁組という手段をとる夫婦と中学生で妊娠してしまった幼い母……。

それぞれの人生を丹念に描いた映画です。

 

 

『朝が来る』が8度目のカンヌ国際映画祭公式選出作品

 

原作 辻村深月

1980年2月29日生まれ(41歳)

山梨県出身。千葉大学教育学部卒業

2004年 第31回メフィスト賞『冷たい校舎の時は止まる』でデビュー

『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ロードムービー』

2010年 第142回直木賞候補作『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』

 

第147回直木賞、第15回本屋大賞の受賞

辻村深月のヒューマンミステリー

河瀬直美は辻村深月の才能に絶賛しています。

この人に朝斗とふたりの母親を、『朝が来る』の世界を託したい、と強く思った」と胸中を告白。脚本を読んでさらにその思いは強くなったようで、「ラスト、『原作でもこうすればよかった』と思える構成がある。けれど私が小説で書いてもきっとその光景には届かなかった。映画だからこそ監督が彼らをここに送り届けてくれたのだということが、はっきりわかる。

私が見たもの、河瀬監督がその先に見たもの、幼い子ども『朝斗』が見た世界を、できることなら、あなたにもぜひ見てほしい」と語っている。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

親になっった立場、親でない立場、子供を産めなかった人と、子供を産まざるをえなかった人とでは感想が違いますが、それぞれの立場を丹念に描いていて感動いたします。

社会的な問題である特別養子縁組についてもっと知らなければいけないと思いました。

全てのお母さんと子供達が幸せな世の中になりますように!

 

 

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